ソフトオシロに100均イヤホンで苦戦(8/13)
100均のイヤホンをばらしてプローブを作るのがよく紹介されているが、
あの線はリッツ線といって、絶縁膜で覆われた細線を撚り合わせており、
はんだづけしてもちっとも導通しないので、苦労するよりイヤホンジャックのメスの部分(オスにもはんだ付け出来るけどむき身のままだと抜き刺しで力がかかる)と、3.5Φの両方オスのコードを組み合わせた方がいいです。(オスオスケーブルは加工しないから別の用途にも使えるし)
私はこれを使いました。
イヤホンジャックの方を分解して、こんな風にしました。
はんだがくっつかないので、少し紙やすりでこすって、フラックスを塗ってからたっぷりはんだを盛って。
イヤホン オスオスのコードはこんなやつ。
作ったケーブルは1CH(1つ)ですが、イヤホンジャックの分解写真で、もう一つピンが空いているのでそれにも付ければ2CH(2つ)になります。まあ、使わないけどね。(前の写真の緑の線がGNDに繋ぐプローブだと覚えておく事)
ソフトオシロは有名どころのHandyOscillo。ベクターで落とせます。
Windows10でも動いてますが、設定変更後、終了時にOCXモジュールがどうのこうのってエラーが出るので、変更後はアプリの再起動した方がいいです。
【使い方】
スタートメニュー>すべてのアプリ>(ひらがなの”は”)>ハンディ・オシロスコープで起動し、設定変更>デバイス・周波数>サウンドデバイスで、「2.ライン入力(XXXXXXX)」を選びます。(一つしかサウンドボードがなければ1.のプライマリサウンドキャプチャでもいいかも)
ライン入力に自作ケーブルを差し込むと、インストールドライバによっては選択画面が出るので「ライン入力」を選んでおきます。オシロスコープ画面では2つ水平線が出てるけど、どちらかがプルプル震えていればうまくいってます。
【計測】
今回arduinoのPWM出力スケッチである、01.Basicの下にあるFadeを使いました。(LED1個の明るさをゆっくり変化させるプログラム)
IDEは1.6.5をインストール。arduinoはJapaninoを持っていたので、設定(ボード、プロセッサ、書き込み装置)を次のようにした。
スケッチを見るとLED=9とあるので、GNDとD9ピンをプローブで挟めばいい。
Japaninoの回転ハンドル兼LEDのコネクタをちょっと浮かせて、挟んだのがこちら。
オシロスコープには下のようにPWM特有のパルスが表示される。
実際にはこのパルス幅がゆっくりと変化する様子を見ることができます。
最初いくらやっても波形が出ないので、なぜ?と思ったら、リッツ線にやられました。
質問箱でも良い回答はなかったです。急がば回れ。
電子工作で5Vレベルの入出力なら、今回のケーブルのようにライン入力直結でもOK。
12Vとか車載に使う時は、バッファと言われるオペアンプで出来た回路をかました方がいいでしょう。
まあやらないけどね。(部品を買って準備済みなのは内緒)
やっとこれでI2Cで初期化コマンドがうまく送信されているかチェックできるぞー