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arduino UnoやJapanino、ESP-WROOM-02 用 YwRobot Breakboard Power Supply(11/5)

(2019/1/1追記)
相変わらずUSB端子が入力用なのに、出力用と勘違いしているのは、DCジャックからUSB端子に直接流れてるだけで、ボードの回路を介していないのです。まあそういうコネクタ変換的に使うならそれでもいいけど。

そして、USB端子の入力にUSBポート(5V 500mA)や5V 1~2A程度のACアダプタを繋いで、電圧が出ないと言っているのも、レギュレータのデータシート見ればわかるように、6.5~12Vの電圧を入れないと満足な電圧は出ません。説明書か何か(フォーラムの回路図も)に+5V OUTとか書いているから間違うのであって、本来入力電圧は5Vじゃ足りないのです。それはDCジャックからの入力でも変わりませんので、ACアダプタはせめて9Vぐらいのを使いましょう~

あと、ここからサーボモータとかへ電力供給するのはダメです。MAX 800mAなのに、モーターが要求するのは3Aとかなので、レギュレータが壊れます。普通モーターへの供給は回路とは別電源にするもので、これは回路用です。

USB端子がAメスなのはご愛敬。パソコンのUSBポートに繋いだり、スマホへ出力(ACアダプタの電圧がそのまま掛かる)しようとしたら、5V以上のACアダプタを接続したりした後にに切り替えスイッチでON/OFFすると、PCもスマホも壊れるので、厳禁。だって直結なんだもの。そこに保護ダイオードとか求めるのは、そもそも使い方が間違っているからね。
(ここまで)
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(2017/3/4 追記)
なんか「EasyWordMall 3.3V 5V MB102ブレッドボード用 電源モジュール」のAmazonでの評価が間違いやすいような気がする。

「ESP8266/ESP32環境向上委員会 - Facebook」 で取り上げられていたのだが、以前取扱会社がYwRobot社だったのがEasyWordMall社に変わっていて、Amazonの評価の中で、USB端子は電源出力だと書いてあるが、「電源モジュールから見て」電源入力です。

別の評価で2つほどUSBから出力できるとあるのでそれと組み合わせて見ると出力だと言っているように見えます。
本来ココのUSB-A端子は、USB-Aオス - USB microBメスの変換コネクタが180円で千石にあるので、それを介して携帯やスマホのmicroBの充電器を入力電源としてココに繋ぐのです。

下の記事中の、arduinoの公式フォーラムの、簡単な回路図を見ればわかるけど、電源入力用USB端子です。

正しい使い方をしないと、壊れる。

out側にしてからUSBコネクタにモーターなどの出力装置を繋ぎ、DCジャックにACアダプタを繋いで、そのままin側にしたらダイオードに逆電流掛かります。

そういう意味では、下の記事で書いてある、「トグルスイッチをON/OFFする」時は、DCジャックとUSBコネクタに両方同時に「違う電圧の」入力電源用ACアダプタつけるのもまずいです。
(ここまで)
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千石で400円で放出されてる電源モジュールは、今では低損失な三端子レギュレータやスイッチング電源が出ているが、それよりは大分損失の大きいものらしい。元は海外でRaspberry Pi用に使われていたがストックアウト(在庫切れ)になっている。1.8$ですごく安い。
型名はMB102といい、YwRobot社で、基板には545043との印刷がある。
一般名はYwRobot Breakboard Power Supplyなのでブレッドボードに刺さりやすいピン構成になっており、左右にVCC/GNDの赤青のラインがあるブレッドボードにぴったりと刺さり、モジュールの両端の長さもブレッドボードに合わせてある。
使用説明書も無く、ネットの情報も少なくて、チップのAMS1117もデータシートにあるアプリケーションノートの回路を見ても使用しているこの電源モジュールがどういう配線かわからない。
ちなみにAMS1117-5.0とAMS1117-3.3の5Vと3.3Vの2つの三端子レギュレータがデュアル搭載されている。

そこでMB102 YwRobotで検索をかけるとarduinoの公式フォーラムで質問している人がいて、回路図綺麗なデータシート、そして簡単な回路図へのリンクをアップしていた。
また日本語では次のサイト様がチップがAMS117-1.8だが使用されている。そこには秋月へのリンクも載っている。
電子回路 Vol.9 【試験編:AMS1117-1.8V】 | roomX.jp
上の回路図と簡単な回路図の比較からMB102は、次の機能を持っている事がわかる。

(1)USB Type Aの標準USBコネクタとACアダプタの2系統から入力電源を選べる。
(2)USBとACアダプタは同時に差しても大丈夫。ダイオードで逆流しないようにされている。
(3)ACアダプタのそばのON/OFFをトグルする押込みスイッチは、メイン電源スイッチで、OFFにするとUSBもACアダプタも両方電源切断する。
(4)2つのレギュレータはジャンパピンが刺さってなくてもメイン電源スイッチONだと両方可動中になり、5Vと3.3Vが常に出力されている。
(5)赤と青のラインに刺さるピンヘッダの上のジャンパピンは単に5Vと3.3Vの出力を切り替えるだけで、ピン自体にはもう電圧がかかっている。
(6)左右両方のピンヘッダは、USBでもACアダプタでもどちらを刺しても、両方のピンヘッダに電源が出力されている。決してUSBとACアダプタの切替が出来るわけではない。だからジャンパ(ピンをつなぐ奴)は1個でいいわけだ。赤と青の左右両方のラインに出力したければもう一個追加してもいいし、左右で5Vと3.3Vの違う電圧を流す事も出来る。
(7)USBの出力が5Vなので、ACアダプタをつなぐとまずAMS1117-5.0で6.5~12V(DC)が5Vに変換され、その出力にUSBの5Vがつながっている形になっている。その5Vが次のAMS1117-3.3の入力となり、3.3Vに変換されて出力している。
(8)ACアダプタ側にある8本のピンヘッダは、ブレッドボードの赤青ラインに電源を供給するのとは別に、メスのジャンパワイヤーで引き出すためにある。ラズパイなどメスメスのジャンパワイヤーを使うのでそれに合わせてあるようだ。従って8ピンヘッダから電源を取り出す時は、両端のジャンパピンは"OFF"の位置にしておくと、変に電源が出ていなくて安全。ここにジャンパ(ピンをつなぐ奴)を刺してはダメ。これ大事。
(9)メイン電源スイッチであるトグルスイッチのそばにmini-SMDCと思われる過電流保護素子が付いていると思ったが、単なるダイオードか。メイン電源スイッチはONするとLEDが光ってわかりやすい。

なんだかんだ言って結構優秀な電源モジュールじゃない?まあ熱損失は大きいようだが、電源をとれる所で実験する分には、コンパクトでUSB・ACアダプタ両対応でブレッドボードジャストフィットで、安全面も考慮されている。
ただ、arduinoの公式フォーラム - New YwRobot MB102 power module overheatsの中で、オーバーヒートを質問していて本来700mA出る所をAMS1117-5.0の計算から27mAとか言ってて、USBじゃ500mAの限界があるから12VのACアダプタを使った方がいい、けどその時はUSBははずすよう最後の方で言ってる。質問者はサーボモーターで車輪を回そうとしてその電源もそこから取ろうとしたらしい。
使い方次第といった所か。入力電源が小さければそりゃあ出力も小さくなるって話。

by k1segawa | 2016-11-05 20:14 | arduino, AVR | Comments(0)

by k1segawa