arduinoによるオシロスコープ (4/12)
arduino Uno互換の「びんぼうでいいの」に数個の部品をブレッドボードに組んでATmega328にスケッチを書込み、arduinoとPC上のProcessingのプログラムがシリアル通信して動作する。
以前扱った記事の「ハンディ・オシロスコープ」とは違い、PCのマイク端子ではなくarduinoが電圧をサンプリングし、PC側のGUIの単位も実際のオシロスコープの様なus/divとなっていたり、操作パネルも position / variable、TRIG mode : auto / normal / single などとなっている。
実際のオシロスコープに近いと操作方法もネットから探しやすい。そして直接PCにつないでいないので、回路間違いでショートしたりしてもダメージがPCに行かない。これは初心者の私でも壊すまで行かなくてもなんとなく安心だ。どちらかというとUSB端子が抜き差しでグラグラしてきている方がダメージ大きいが。
サイト様の回路図はシンプルすぎて、どの端子がプローブに当たるのかよくわからなかった。一か八かでCH1とGNDをプローブの+、-として、PWMで明滅する別のarduinoスケッチfadeのLEDの+(長い足の方)、-(短い足の方)につないでみたら、波形が表示された。
そしてそれだけでは単にノイズのような細かすぎる塗りつぶされたような波形なので、色々といじってみたら、ちゃんと矩形波の周期が長くなったり短くなったりする様子が見れるようになった。
「ハンディ・オシロスコープ」とは操作方法も見方も違うな。あちらはWindowsの使い勝手を理解した作りで、スライドバーやドロップダウンやスクロールバーで使いやすくできており、こちらは実際のオシロスコープのようにボタンやロータリーエンコーダーのようなダイヤルではないが、単位を合わせており、わかっている人にはわかりやすい作りになっている。実際のオシロスコープを利用する際には役に立つ。USBオシロスコープなどのPCで測定画面を表示するものには「ハンディ・オシロスコープ」に近い操作性のものもあるが。
そしてトリガー入力やPULSE出力という「ハンディ・オシロスコープ」ではなかった端子があり、実際のオシロスコープにはある使い方のわからない端子のようだ。うーん、ちょっともう少しオシロスコープの機能を調べないとまだまだ使えないな。敷居は高いが本格的に高度な使い方を覚えるにはこのオシロスコープは入門用にちょうどいいステップかもしれないな。そして次の段階に上がるには秋月で売ってる2400円のやつかな?