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ダイエット

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2019年 11月 07日 ( 1 )

先月頭くらいから、YouTubeサイトで公開されているVR・3D・360度動画が、Oculus Goの標準ブラウザやFirefox Realityなどのブラウザ系で立体にならなくなった。
唯一YouTube VRアプリ(iOS/Android/PCVR)でしかYouTubeのサイト上に上がっている動画を立体に表示できなくなった。

これはYouTubeにアップする際のフォーマットやメタデータ、ツールが今までと同じでもYouTube VRアプリ以外では立体にならないのだ。

このため、LinuxやMacベースのPCVRが出てきたとしても、YouTube VRアプリが無いのでYouTubeのVR・3D・360度動画は立体的に見れない。
もちろん中華のVR HMDでYouTube VRアプリが動かない機械でも同様に立体視出来ない。

これはYouTubeサイトへのアクセスがYouTube VRアプリ(許可されたアプリ)であるかどうかをサイト側がチェックしているためで、このチェックが何か判明しなければYouTubeに上がってる立体映像は従来のサイドバイサイド(2つの樽型映像)の物しか立体視出来ない。

Oculus Goではサイドバイサイドを設定する事の出来るアプリやブラウザがあるのでそれを使って視聴するが、それもYouTubeのURLを入力出来るアプリやブラウザでないと不可能。

Oculus標準ブラウザはサイドバイサイドの設定メニュー自体が無いので不可。
Firefox Reality/Sumsang Internet/Sumsang VRなどはYouTubeのURLを入力でき、設定メニューもあるので可。

PCVRではサイドバイサイドを設定できるYouTubeのURLを入力可能なアプリはなかなか少ない。
まずPCVRにはブラウザがない。Firefox Realityは計画が頓挫してしまった。FirefoxやChrome、EdgeはWeb VRには対応しているが、YouTubeの立体視には対応していない。元々2Dで使うものだし、最近はバーチャルデスクトップという機能でVR HMDからPCの2Dデスクトップを視聴できるが、ブラウザ上の立体コンテンツを見るものではない。だからWeb VRで標準化したのに、GoogleはYouTubeの立体コンテンツをWeb VR対応しておらず、各VRアプリが勝手に対応していただけだった。

それをさらにサイト側ではじくようになったので、どんなブラウザからも立体視出来ず、唯一YouTube VRアプリからしか立体視出来なくなったのだ。

そうやってVRコンテンツの最大勢力のYouTubeを寡占化するのかと、業界は見ていた。通信をモニタしてリバースエンジニアで必要なデータを偽装して送信するしかないと思われた。

ところが11/6にGoogleは Cardboardのソースをオープン化した。
YouTube VRの下位互換であるCardboardはYouTubeの3D・360度動画を視聴出来る機能を持つ。
これにより、リバースエンジニアでデータを解析しなくても堂々とYouTube VRと同様の機能をインプリメントする道が開けた。
これで各ブラウザやアプリはオープンソースから機能の実装をして、また視聴できるようになるだろう。

1か月ほどのGoogleの迷走に、はらはらしたがなんとか良い方向に向かって良かった。

WebVR規格はYouTubeサイト側のシステムの改変が大変なのでしばらく採用されないだろうから、この公開に踏み切ったのだろう。

しばらくすれば、わざわざOculus GoでVD上やOculus Rift S上で「GeoVRなどのPCVR用サイドバイサイドアプリ」を起動してYouTubeの大多数の立体コンテンツを我慢して視聴するのではなく、YouTube VR以外の選択肢を選べるようになりPCVRのグラフィックパワーによる8K/12Kなどの高精細なVR動画を視聴する事も可能になっていくだろう。

そしてOculus Go上でCPU負荷が最も軽い標準ブラウザでYouTube上の4K/60fps/HDRのVR・3D・360度動画が再生出来るようになるかもしれない(SD835は再生支援がMAX 4Kまでなので)。2K/30fpsのVR・3D・360度動画ならすぐにでも対応されるだろう。

by k1segawa | 2019-11-07 17:58 | VR | Comments(0)