Oculus Go/Quest でVR画面でもっとも汎用的に使うOculus Browser(標準ブラウザ)で、Bluetoothマウスとキーボードを使う方法を示す。
I. 毎回スリープ後にBluetooth機器も一定時間後に、Bluetooth接続解除されるので、スリープ復帰後、再接続時この手順から始める。
【スマホのOculusアプリ起動で、付近にGo/Questが見つかるようにして接続する】
→下メニュー[◆ホーム◆ストア◆イベント◆友達◆設定]の中から[設定]をクリック。
→VRゴーグルのアイコン+[Oculus Go/Quest xxxxxx]というユニークID=xxxxxxが付いている項目が表示されている。これが各ユーザごとの実機を示している。
→この項目の下に、[●付近に見つかりません]との表示が、[●付近に見つかりました]になってからコントローラ(Goはコントロールパッド、QuestはTouchコントローラ)でクリックすると、[●接続中・・・]との表示が、[●接続済み、バッテリー100%]に変わる。
【開発者オプションをONにする】
→上記のあと、[‥その他の設定]という項目があるので、これをタップ
→開発者モードがあるのでタップ
→OFFになっているのを、ONにする(OFF:Ο⊃/ON:⊂●)
II. 初期インストールは以下の通り。
【apkファイル TVLauncherGoをインストール】
次のサイト様で上記アプリをインストールする。
apkインストールにはSideQuestで行う方法とadbコマンドで行う方法があり、すでにSideQuestをPCにインストールしていれば、簡単。
adbコマンドならサイト様の手順など、ネットには多くのやり方が載っている。
apkをインストールしたら、以下のようにOculus TVからTVLauncherGoを起動することになる
III. 通常はここから始める。
【サイト様に●注意点の所にBluetoothキーボードの設定の説明が載っているので、同様にしてBluetoothマウスも設定する】
1) Oculus TV起動
2) 下スクロールして、TVLauncherGo起動
3) 歯車アイコン(設定)をクリック
4) [無線とネットワーク]に[Bluetooth]という項目があるのでクリック
(Bluetoothの文字の下に薄く切断か接続の文字がある。うすい白背景に白文字なので見ずらいが現在の状態を示している)
5) [ペアリングされたデバイス]と[使用可能なデバイス]の項目がある
6) Bluetooth機器のペアリングボタンを押すと、[使用可能なデバイス]に表示されるので、先にボタンを押してから、Bluetoothの項目をクリックすると表示が更新されるので、コントローラの戻るボタンで前の画面に戻ってやり直す
7) マウス・キーボードが[使用可能なデバイス]に表示されたら、コントローラでクリックする
8) ペアとして設定中・・・と表示され、[ペアリングされたデバイス]に表示される。この時、コードが必要な機器の場合はGo/QuestとBluetooth機器の両方にコードが表示されるので、Go/Questにコントローラーでコードを入力する。
9) [ペアリングされたデバイス]にマウス・キーボードが表示されたら、次回からはこちらをコントローラでクリックするので、Bluetoothの発見のためあらかじめマウス・キーボードの電源を入れてBluetoothボタンを押してから[Bluetooth]の項目を開く
10) 「接続中・・・」に変わり、「接続」の表示に変わればOK。マウスとキーボード両方が「接続」になっていれば完了
※接続にならない場合、Bluetooth機器のサーチ時間が終了しているか、電源OFFになっているので、再度Bluetoothボタンを押してやればOK
接続できる機器の数はマウス・キーボード・Oculus Go(OMVR-V190)/Oculus Questの3つ以上可能。BluetoothヘッドセットやPCのBluetoothも含められる。案外10個までいけるかも。
[Bluetooth]の項目の下の白い文字が「接続」になる。
この状態で、標準ブラウザを開く。
文字入力エリアにコントローラでクリックし、そのままクリックボタン(Goはトリガー、Questもかな?)を長押しすると、コントローラのポインタ(〇:白い丸)が青い丸に変われば長押し出来た事になる。すると文字入力エリアに、疑似的に文字カーソルが移動した事になる。その後、Bluetoothキーボードでキーを打つと半角英数字・記号が入力出来る。日本語はフォントは入っていても、日本語入力システム(FEPやIME)が入っていないのでここでは表示も入力できない。しかし標準ブラウザはベースがChromeなので、ローマ字で入力すると、候補に漢字を表示してくれるので、入力エリアが日本語表示対応していれば、候補を選んで入力する。この時上下カーソルキーまたはコントローラのポイントが効く。
標準ブラウザ以外(例:YouTubeVR)は候補もローマ字のままで、検索後該当の日本語でヒットする。
マウスは、コントローラでポインタ(〇:白い丸)で、ポイントしたいウィンドウに移動してから、マウスの左右およびホイールボタンをクリック。
その後、マウス移動で、〇がマウスに追従するようになる。しかしコントローラを動かしてしまうと、ポインタの制御権を奪うので、マウスは効かなくなる。
マウスのホイール回転もマウスに制御権が移る前は効かないが、移った後はポインタの下のスクロールが可能になる。
この動作は、PCでワイヤレスコンパクトキーボードを繋いだ時の動きと同じで、一度クリックしないと、マウス移動やスクロールなどの全動作が始まらない。これもウィンドウにマウスのフォーカスが当たっているようにするために行っているので、PCとは違い一手間かかってしまうのだ。
これだけの手間をかけてもマウスやキーボードを使いたい用途として、文字を沢山入力する物書きやプログラミングが考えられる。
またマウスの方がいい場合というのは、VR上で2次元のペイントツールを使う場合が考えられる。その場合オブジェクトやツールアイコンの選択にクリックが必要なので、感覚が異なってくる可能性がある。
しかし、そうでない場合ゲームなどのネーム入力程度ならコントローラで入力した方が手間が少ない。映画や画像・動画閲覧時の検索にもコントローラの方が手間が少ない。
用途を考えてマウスやキーボードを接続しよう~
そしてPCがある場所ならPCの方が早くて快適。
どうしてもVRゴーグルでマウス・キーボードを使いたいなら、ノマドで外へノートPCを持ち込まない時にVRゴーグルで上記の用途に使うならアリかも。
シチュエーションも大事。わざわざ見せつけるようにVRゴーグルで仕事や作業をするのだから、入門者にアピールする場や、仕事ではなく趣味として物書きやプログラミング・ペイントツールを使いたい場所へノートPCを持ち込むのではなく、気軽に持っていく。
趣味がそういう人は、避暑地や温泉などリラックスする場にVRゴーグルを持って行けば
ちょっとという時にいいかも。
普通の人には勧められないね。
ぎりぎり、アンケートの回答、サポセンでユーザ登録・不具合の例を提示、機械の操作方法を教える、展示品の購入手続き、などで住所・氏名・年齢を入力したり、ある程度の文字入力が必要な場面で活用出来るかな。